2016年12月に購入以来、私がずっと使い続けてきたインクジェットプリンターは、キヤノンのPIXUS TS8030。
使い始めて間もなく10年になるこの子が、昨年くらいから、印字が終わる直前、用紙にインクを1~2滴落とすという、ちょっと困ったことをしでかすようになりました。
99.9%印刷が完了しているのに、最後の最後に用紙が無駄になる。提出書類ならば、印刷し直さなければならず、本当にめんどくさい。
「なんでやねん」と文句を言いつつ、毎回再現される訳ではなかったので、ヘッドクリーニングなどしながら使い続けていました。
それが今年の2月、お客様に依頼されたカタログ類やサンプルを大量に印刷していたら、症状が悪化、ほぼ全ての用紙に汚れが付き、汚れの範囲も広範囲に。もちろんクリーニングを何度も試しましたが、改善しません。
普通のコピー用紙ならまだしも、紙厚の両面用紙や写真用紙など、少し値の張る用紙への印刷もしていましたので、用紙もインクも私の作業時間も無駄になり、イライライライラ。
そこで、特にPC周りのことに超詳しく、機械物のメンテナンスが大好きなダンナに声を掛けました。
私の説明を聞いた彼、さっそくプリンターの一部を分解し、手を汚しつつも丁寧に掃除してくれましたが、一向に改善は見られません。

印刷しなければならないカタログ類は、まだ残っています。提出期限も迫ってます。
「仕方ない、プリンター、買うか」と決めたのが、購入日の夕刻。
それから大急ぎで、ネットでプリンターの情報を検索し始めました。
PIXUS TS8030の後継機種だと思われる最新機種は、PIXUS TS8830。
8030と8830で大きく違うのは、最高解像度だけ。仕様・寸法は、それほど大きな違いはありません。
キヤノン以外のメーカーも考えたのですが、30年ほど前に初めて買ったインクジェットプリンターがキヤノン製。それ以来、何度か買い替えましたが、一貫してずーっとキヤノン製のインクジェットプリンターを使い続けてます。
それを今さら、他のメーカーに宗旨替えするなんて(ただの意地とも言うが)。
TS8830に決めかけたのですが、さらに検索を続けていると、突如現れたのがXK500。
仕様・寸法は、TS8830とそれほど大きな違いはありませんが、目を見張ったのがランニングコスト。

インク代を比較すると、TS8830用インクより、XK500用のインクの方が、めちゃくちゃ安いのです。
下の画像は、キヤノン公式オンラインショップでの販売価格(2025年6月5日現在)のスクリーンショットですが、一目瞭然でしょう?


互換インクを使えばコストカットを図れるのですが、お客様への提出物を印刷することが多いので、私は使用を避けています。
でもメーカー純正インクは、高い。まじで、高い。ほんとに、高い。毎回購入時、ため息が出ます。
XK500用のインクだって、安くはありません。
それでも、今までの純正インクと比較すると、かなりリーズナブルです。
プリンター本体は、TS8830より、XK500の方が高額です。
でも長期的に見れば、純正インクが安いXK500の方が得。プリンターの使用頻度も高いし、印字結果にそれほど差はないと思うし。
私がXK500の購入を決意した様子を見たダンナ、突然こう言い出しました。
「機種、決まったんやったら、これからヨドバシ(ヨドバシカメラ マルチメディア梅田店のこと)へ行かへん?」
「え、今から?(この時点で夜の7時頃)」
「今から買いに行って、夜に設定したら、明日の朝からすぐ使えるやん」
実は、ヨドバシのネットショップで購入しようかなと思っていた私。
ヨドバシのHPをチェックしたら在庫があるようなので、翌日には届けてもらえるからです。
でも、「夜に設定したら、明日の朝一から使える」という、ダンナの言葉には説得力がありました。
我が家からヨドバシカメラ マルチメディア梅田までは、1時間足らず。閉店時間は22時なので、十分時間があります。
ちょっとめんどくさいなと思いつつ、どんな出来事でも楽しいイベントに変えてしまう家柄出身のダンナの勢いにのせられるような感じで、電車でヨドバシカメラへ出向き、プリンターと予備のインクを買いました。
ヨドバシポイントは、プリンター運搬のお礼代わりに、彼のポイントカードに付けてもらいました。
帰宅後、既存のプリンターと入れ替え、設定作業完了。
翌朝から印刷作業再開、ストレスフリーで作業できるようになりました。

ちなみにTS8030は、ダンナが「暇な時に掃除してみる、使えたら使う」と言ってるので、現在はリビングの片隅に鎮座してます。
さあ、彼は、プリンターをメンテするか、それとも、何もせずそのまま処分するか(笑)。ヨメはTS8030の行く末を、生ぬるく見守っております。
コメント