2020年12月に初公開した当記事ですが、おかげさまで、たくさんの方にアクセス頂いております。
本当にありがとうございます。
2025年4月現在、私が活用しているThunderbird(128.9.0esr)のアドオンのご紹介に更新します。
参考にしていただければ幸いです。
- おすすめアドオン(一軍)
- 選択したメッセージを一時的にHTML形式で表示できる「Allow HTML Temp」
- メール送信前に確認ポップアップを表示できる「Check and Send」
- 選択テキストを翻訳してくれる「DeepL翻訳」
- メッセージやフォルダのインポート・エクスポート機能を追加する「ImportExportTools NG」
- winmail.datを読める「LookOut (fix version)」
- 同報送信ができる「Mail Merge」
- 定型文を登録・利用できる「Quicktext」
- 重複メールを削除できる「Remove Duplicate Messages」
- 引用ヘッダをカスタマイズできる「ReplyWithHeader」
- 指定した時間にメールを送信することができる「後で送信(Send Later)」
- メールにメモ(付箋紙)を付けられる「XNote++」
- おすすめアドオン(二軍)
- 余談。
おすすめアドオン(一軍)
選択したメッセージを一時的にHTML形式で表示できる「Allow HTML Temp」
メッセージ表示形式を「プレーンテキスト(テキスト形式)」で設定している方に、便利に活用して頂けると思います。
メール送信前に確認ポップアップを表示できる「Check and Send」
選択テキストを翻訳してくれる「DeepL翻訳」
無料オンライン翻訳ツール「DeepL翻訳」のThunderbird版です。
翻訳したいテキストを選択し、右クリックすると表示されるメニューから「DeepLで翻訳」をクリックすると、翻訳ツールが起動し、自動で翻訳してくれます
翻訳したいテキストを選択し、「Ctrl」キーと「T」キー、または、「Ctrl」キーと「Shift」キーと「X」キーを押すことで翻訳することもできます。
メッセージやフォルダのインポート・エクスポート機能を追加する「ImportExportTools NG」
送受信メールをeml形式でエクスポートして保存する際、ファイル名の先頭に送信日付を追記してくれる機能が、とても気に入ってます。日付形式は、設定画面で変更可能です。


winmail.datを読める「LookOut (fix version)」
マイクロソフトのOutlookから送信されたメールに「winmail.dat」というファイルが添付されている場合があるのですが、この「winmail.dat」を読めるようにするアドオンです。
同報送信ができる「Mail Merge」
同報送信とは、複数の宛先に同一メールを一括送信すること。
CSVファイルを利用して送信することもできます。
定型文を登録・利用できる「Quicktext」
私は複数の署名を使い分けているのですが、Thunderbirdでは、1つのアカウントに1つの署名しか設定できないため、このアドオンを利用しています。
このアドオンは、メニューバーの「ツール」→「フォルダの並べ替え」をクリックして設定します。「アドオンのオプション」には、設定画面は表示されません。
重複メールを削除できる「Remove Duplicate Messages」

引用ヘッダをカスタマイズできる「ReplyWithHeader」
Outlookのようなスタイルのヘッダーに変更したり、第一レベルの引用符文字「>」を削除したりもできます。
指定した時間にメールを送信することができる「後で送信(Send Later)」
メールにメモ(付箋紙)を付けられる「XNote++」
おすすめアドオン(二軍)
NTFNTF ― Mailbox Alertの代替となるか?
以前、「Mailbox Alert」という、アカウントやフォルダごとに、着信通知を個別に設定できるアドオンを重宝して使っていました。
私はThunderbirdに複数のメールアカウントを設定しています。
新着メッセージの有無をサーバーに確認するかどうか等の設定は、アカウントごとに設定可能です。

しかし、着信音を鳴らすかどうかの設定は、Thunderbirdの設定画面でしか制御できません。

POPメールサーバーだと、まとめてメールを受信するので気にならないのですが、IMAPの場合、メールが届いた段階で音が鳴るので、何かめんどくさい時がある。でも、着信音でのお知らせは利便性が良いので、「Mailbox Alert」を活用、1つのアカウントに着信した時だけ着信音を鳴らすようにしていたのです。
しかし「Mailbox Alert」は、1つ前のバージョンくらいから使えなくなってしまい、残念に思っていたのですが、「Mailbox Alert」と同じような機能があるアドオン「NTFNTF」を、つい最近発見。
さっそくインストールして、設定完了。謎な挙動がありましたが原因判明、今はご機嫌に仕事をしてくれてます。
さあ、一軍に昇格できるか。
Confirm-Address ― ちょっとだけ不便になっちゃった
メールを送信する前に、宛先確認ダイアログを表示できるアドオン「Confirm-Address」は、長年便利に使用していました。
メール作成画面の「送信」ボタンを押すと、すぐに送信先メールアドレスの確認画面が表示され、チェックボックスにチェック後、確認画面下の「送信」ボタンを押すと、メールが送信されます。
しかしバージョンアップ後は、「ドメイン確認」ボタンを押さなければ、確認画面が出現しなくなり、最初はかなり戸惑いました。

ただ作者さんによると、「本アドオンは現状、Thunderbird 78.9.1までにしか対応しておりません。」とのことなので、仕方ないのかもしれません。
そのまま使い続けてもよかったのですが、いったん二軍に降格、同様の機能を持つ「Check and Send」を一軍昇格させました。
余談。
ReplyWithHeaderの謎。
バージョンアップ後、個々のメールに「RWH」ボタンが出現、クリックすると、「Disable for 10s」「Enable all headers for 10s」というメニューが選べます。

しかしどちらを選んでも、私の環境では、何の動作もしません。
何、このボタン?
サポートフォーラムに質問している人もいましたが、それを読んでも私の疑問は消えず。
使えないなら、消えてほしいなあ。
スマホアプリ版「Thunderbird」がリリースされてます。
アドオンの話からは逸れますが、昨秋、スマホアプリ版の「Thunderbird」がリリースされました。
ただし、Android版のみ。iOS版は、現在開発中だそうです。
PCでThunderbirdの最新版をお使いなら、QRコード経由でアカウント設定をエクスポート可能。
私も実際にやってみましたが、超簡単です。
エクスポートするアカウントを選択し、「エクスポート」ボタンを押すと、QRコードが出現。

それをスマホアプリ版「Thunderbird」の設定画面から、「設定をインポート」を選び、「QRコードをスキャン」ボタンを押すと起動するカメラで読み込むだけ。
ただ、アドレス帳のエクスポートはできないようです。
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