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2004年から2009年まで更新していたブログ「今週のすぎやん」の内容を抜粋・修正し、ブログには書ききれなかった作者の思いや後日談なども新たに書き下ろしたエッセイ。

母と同い年に。

ケーキ 雑記
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私の母が亡くなった年齢は、59才。60才の誕生日の1ヶ月前でした。
我が家ととても親しくしていた、母方の従姉が亡くなった年齢は、60才。
ふたりとも、ガンでした。

こんな偶然、そんなにない。

偶然の中には、必然がある。この偶然は、私にもつながっているのではないか。
私の命は、60才で終わるのではないか。
特に30代から40代の頃は、漠然とした不安を常に抱いてました。

だけど、そんなことばかり気にしていても仕方がないと思い、日々生きてきました。

そして先日、私は誕生日を迎え、59才になりました。
とうとう、母と同い年になりました。
年齢なりにガタが来て、ポンコツになりかかってますが、とりあえず私は、今、生きてます。

母の59才は、闘病だけで終わりました。
私の59才は、どうだろう。どうなるだろう。どうしていくだろう。

来秋、無事に60才を迎えられるだろうか。
母の年齢を超えることができるだろうか。
過去の自分が抱いていた漠然とした不安を、払拭できるのだろうか。

誕生日当日は、ダンナと焼肉の食べ放題へ行き、さらに、ケーキも買ってもらうという、穏やかな1日でしたが、私にとっての59才の1年は、大きな節目の1年になるだろうなと感じながら過ごす1日でもありました。

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