何度も見る夢。

私は、夢を見ても、朝目覚めたらほとんど覚えていません。残っているのは、「何かわからんけど、夢を見てたな」という感覚だけ。

でも、ほんとにごくたまに、はっきりと内容を覚えている夢を見ることがあります。そのうちのひとつが、「ペットにエサをやり忘れて放置してしまう」という夢で、過去に何度も見ています。
出てくる動物はその都度違いますが、飼っている場所は、いつも変わらず、物心ついた頃から暮らしていた古くて狭い家。

先日、久々にこの類いの夢を見ました。

飼っている鳥のエサをやり忘れていた。部屋の隅の高い場所に置いていた鳥かごから、小鳥が逃げ出したので、追いかけ、廊下で捕まえた。
その後、脚立に乗って鳥かごを確認すると、鳥かごが異様に変形している。手に取ると壊れ、中からヒヨコが巨大化したような黄色い鳥が、バタバタッと動きながら飛び出してきた。
あ、こんな子もいたんだ。忘れてた。「長いことほっといて、ほんとごめん」と声を掛けつつ、水を容器に入れ、飲ませるために黄色い鳥の方を振り向くと、背中を向けたまま動かなくなっていた。

ここで、目が覚めた。

夢の中で、「どうしてこんなことをしちゃったんだろう」という、強い後悔の念を抱いていることも記憶に残っているので、とにかく寝覚めが非常に悪い。

ちなみに私は、ペットを飼ったことはありません。
「ペット飼いたい病」が勃発したこともあったのですが、様々な理由で断念しました。

断念の理由の片隅に、この夢が正夢になったらどうしようという不安もありましたね。

夢占いなどのサイトも検索してみましたが、「ペットにエサをやらない」という夢を見る方は、他にもいらっしゃるようです。
でも私は、ペットを飼ったことがないのに、なぜこんな夢を何度も見るんだろう。

自分を納得させるため、「何か本当に大切なことを見失っていないか、そうならないように気をつけろよ」という暗示なのだという、ある意味、良い夢だと思い込むようにしてます。

でもやっぱり、その日1日は、ちょっとつらい。